歯垢と歯石

 

○歯垢(プラーク)は、食べカスだと思っている人もいますが、まったくの別ものです。 歯垢は細菌などのかたまりです。 歯の表面に付着している、白っぽいネバネバした物質です。

細菌は歯に付着しても、多くの場合は唾液で流されてしまいます。しかし、唾液の流れが悪い場所に付着するとその場で増殖を始め、 徐々に歯垢(プラーク)を形成するため、早めに取り除くことが重要です。

むし歯の原因菌である細菌(ミュータンス菌)は、歯に付着しやすく、強固な歯垢(プラーク)を形成するため、早めに取り除くことが重要です。

 

○歯石は歯垢(プラーク)が石灰化したもので、主に歯と歯ぐきの境目につく灰白色の石のような硬いかたまりです。

歯垢(プラーク)が残ったまま放置すると、 個人差もありますが2~3日で石灰化し始め、やがて歯石へと変化して除去しにくくなります。

歯石は表面がでこぼこしているので細菌がつきやすく、むし歯、口臭、歯周病などのリスクを高めます。