洗口剤のねらい

洗口剤はうがいのときに使用することで、ムシ歯・歯周病・口臭予防が期待できます。
洗口剤はプラーク(歯垢)の破壊や殺菌、再沈着を予防する効果が認められています。

 

歯面やプラーク表面に付着して作用する成分

プラークや細菌、歯面や口腔粘膜に付着することで殺菌作用を発揮します。
また歯面等に付着することで、プラークの再形成を抑制する効果が期待されます。
このような作用をもつ成分が以下になります。

グルコン酸クロルヘキシジン(CHG)
塩化セチルピリジニウム(CPC)
塩化ベンゼトニウム(BTC)

グルコン酸クロルヘキシジンを含む洗口剤

コンクールF(ウエルテック)

バトラーCHX洗口剤(サンスター)

塩化セチルピリジニウムを含む洗口剤

モンダミンプレミアムケア(アース製薬)

ガム・デンタルリンスナイトケア(サンスター)

システマSP-Tメディカルガーグル(ライオン)

塩化ベンゼトニウムを含む洗口剤

ベンゼトニウム塩化物うがい液0.2%(ジーシー昭和薬品)

 

 

プラーク深部へ浸透して作用する成分

プラーク内に浸透し、短時間で殺菌効果を出します。

ポビドンヨード

エッセンシャルオイル

ポビドンヨードを含む洗口剤

イソジンうがい薬(塩野義薬品)

エッセンシャルオイルを含む洗口剤

リステリントータルケアゼロ(ジョンソン・エンド・ジョンソン)

アセスメディクリーン(佐藤製薬)

 

 

洗口剤の有効な使用のポイント

洗口剤でもプラークの沈着を抑制する効果があるものは歯磨きの後、早めにうがいを行うと効果があります。

洗口後は、しばらくはうがいや飲食等は避けましょう。

また場合によっては使用している歯磨き粉の成分と相性がよくないものもあるので、気をつけましょう。